2019年8月1日 ほうきの編み込み 鈴木師匠
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、自ら手を挙げ、箒職人になるべく奮闘中の伊藤さん。さて、今の活動は・・・
迷ったら、原点に立ち返る。鈴木師匠の箒と自身の編み上げたほうきを見比べました。
編込みの目や力の入れ方に違いを感じますが、使っている原料の太さにも若干違いがあるように見受けられます。太い原料を外側に使用すると、どうしても箒全体が大ぶりになってしまいます。
この点を意識しながら、もう1本編込んでみたいと思います。
説明するまでもありませんが、左が師匠のほうきです。
本日は胴締めまで作業を進めました。太い穂を使わずに編込んだ分、扱いやすく感じました。元々、手が小さいため、編込みの後半になると扱いが難しくなっていたのですが、少し改善されました。
この点を意識しながら、もう1本編込んでみたいと思います。
若干ですが、コンパクトに作れています。
師匠のほうきを見ながらイメージを高めつつ、引き続き、完成まで編込みを続けます。