2019年11月11日、12日、13日 ほうきの編み込みの練習をします。 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、自ら手を挙げ、箒職人になるべく奮闘中の伊藤さん。さて、今の活動は・・・

明治神宮の例祭に参加したことで、気持ちを新たに頑張ろうという気持ちでいっぱいです。一つ一つ丁寧に、練習を積んでいきたいと思います。

11日、本日から手編み箒の練習を再開しました。
鈴木氏にアドバイスいただいた点を再確認しながら進めましたが、全体のバランスは少し崩れてしまいました。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑱
綴じと編み込みのバランスが甘くなっています。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑱
課題としていた胴締め部分は、以前より細めにまとまり、改善方向です。

鈴木師匠のアドバイス通り、途中でしっかりと余分な茎を落とすことができました。
引き続き、修正点を頭に置きながら編込みの練習を続けたいと思います。

12日、本日は、綴じの工程と小編みの工程を集中的に練習しました。
いずれも最終に近い工程で、まとめの部分になるため、製品の見栄えにも影響します。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑱
綴じの工程です(横一直線に編み込んでいる箇所)。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑱
小編みの部分です(綴じの上に、綴じと平行に編み込んでいる箇所)。

きれいかつ短時間で作業するには、まだまだ練習が必要です。
何度も解いて、繰り返し練習しました。

13日、本日は編込みの練習をしました。
編み目の目の大きさやバランスを意識して作業しました。
外側から内側に掛けて(矢印の方向に)、細かい目から粗い目にだんだん大きくしなければなりません。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑱


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑱
まだまだ不揃いです。

次は重点的に、耳部分の編込みの練習をおこないます。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑱
横からの編込み部分です。

表裏のバランスとしては、まずまず良い形に仕上がっています。
少しずつではありますが、上達している実感が湧いてきました。引き続き、練習を繰り返したいと思います。