9月7日、いよいよ半田畑にもほうき草を収穫する日がやってきました。浜北畑から遅れること1か月、一時はどうなるかとヤキモキしましたが、2mを超えるほうき草もちらほら見つけることができます。なんとかなるものですね。太陽が上がり暑くなる前に早速収穫作業に取り掛かります。

全体的に背丈があり、印象以上にほうき草は生長しています。ただ収穫を進めるにつれ、ほうき草の状態があまり良くないことに嫌でも気付いてしまいます。一本一本のほうき草は確かに伸びていますが、茎も穂も全体的に細く、しかもガリ芯と呼ばれる茎のような穂が目立ちます(ガリ芯は箒にするには不向きな穂です)。恐らく暑さの影響と思われます。

でもここまで育ったほうき草です。「見捨てるのもな」と、すべてのほうき草を大切に収穫し、ほうき草の収穫作業は終了しました。

ついでに紅あずまのツル返しも行い、半田畑での作業は終了です。

ツル返し…主根・側根以外に生長によって伸びたツルを土から剥がして返します。
不定根に養分が分散されるのを防ぎ、イモをしっかり太らせることができます。

「兵どもが夢の跡」を振り返りつつ半田畑を後にしました。