1月14日 良質な箒草を求めて② ほうき草栽培
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
前回から引き続き、2021年のほうき草栽培において重要となるポイントと今年の対策を発信いたします。
②雑草の抑制
昨年は自社で購入した管理機の活躍により、畝間の雑草は比較的抑制できました。
しかし、上記写真のように株と株の間の雑草は、すべて手作業で除去しなければなりません。雑草が生い茂ってしまうと、栄養を取られたり、害虫が発生しやすくなり、ほうき草の生長を妨げます。労力がいる作業であり、最重要とも言えるポイントと考えております。
そこで今年は、雑草を抑制するためマルチシートを一部でテスト的に導入してみようと考えております。
半田畑で紅あずま(サツマイモ)を育てている様子
マルチシートで雑草を抑制しております。
早速、マルチシートについて調べてみると、シートにもいくつか種類があり使用する環境において使い分ける必要があるようです。
参考:施設園芸.com
(https://shisetsuengei.com/news-column/work-efficiency/work-efficiency-016/)
5月に苗を育てる箒草には、「白黒ダブルマルチ」が合いそうです。
農家の倉田さんにも意見を聞きながら試してみたいと考えております。
「良い箒作り」には「良い原料作り」が重要です。試行錯誤しながら突き詰めていきたいと思います。