1月18日    良質な箒草を求めて③    ほうき草栽培   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


今年のほうき草栽培計画を練るにあたり、今一度、過去の栽培経験から培った重要なポイントを洗い出してみました。
大きく分けて4つのポイントがあり、今回は3つ目のポイントを紹介いたします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

前回紹介した2つ目のポイントと通じる点がありますが、害虫の発生を抑制するためには雑草が少ないキレイな畑を維持することがとても大切です。栽培をサポートしてくれている農家の倉田様からも「雑草の生え始めに、いかに手を掛けられるかが重要」とアドバイスいただいております。今年はマルチシートを使用しての栽培テストを実施すると共に、例年以上に小まめな除草作業でキレイな畑を維持したい考えです。

また、要所で農薬での害虫駆除もおこないます。

なるべく農薬の使用量を抑えたい考えですが、まずは良質な箒草が栽培できなければ継続できません。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
農薬散布の様子
大きく生長したほうき草の頭上から丁寧に散布します。

第一に雑草を抑制することで害虫の発生を抑制し、なるべく農薬を使用する機会を減らしつつ、良質な箒草の栽培を目指します。
畑の様子を良く観察し、早め早めに対応していきます。地道な作業になりますが、コツコツ作業で良い畑・良い箒草を作っていきたいです。