2019年9月26日 ほうきの編み込み 原点に戻ります

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、自ら手を挙げ、箒職人になるべく奮闘中の伊藤さん。さて、今の活動は・・・

最近は新しいほうきの形状を考えていたので、なんとなく指先の感覚がおぼつかなくなっているような気がしてきました。指先の感覚を忘れないうちに、もう一度原点に戻り、手編み箒を作ってみました。

(箒職人になるべく、日々練習している傍ら、新しい箒を求めて、様々な形状、機構を研究しています。その活動については別の機会でご報告できると思います。)


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑮
本日は久しぶりに手編みの練習をおこないました。
感覚や、動作を体に覚えこませるため、繰り返し反復します。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑮
仕上がりが粗くなってしまいました。


今回は使用した原料が少し大ぶりだった事もあり、編み目が粗くなってしまいました。
特に耳と呼ばれる部分が糸を持っていかれやすく、編み目が粗くなりやすいため、注意して編込む必要があります。反復練習を繰り返します。