お盆前にほうき草の消毒作業を済ませ、収穫まで無事に生長してくれることを祈っておりましたが、生長はとうとうピークに達し、本日予定通りに収穫の日を迎えることができました。
背丈にばらつき(畑で発芽したものと、苗床で発芽させたものが混じっているため)はありますが、収穫には問題ありません。
今回もJA様職員の皆様、とぴあ浜松青壮年部の皆様にも大勢参加して頂きました。
皆さま、ありがとうございます!
刈り取ったほうき草を順次まとめて、畑から運び出します。
熱中症にならないように日陰に入って、しっかり水分補給です。
残り全員(40名以上)は営農センターでほうき草の皮(葉)を剥ぐ作業に入ります。
※ほうき草の葉を剥ぐ作業を「皮を剥ぐ」と言います。
こちらは自動の脱穀機です。
素早く作業ができて楽に脱穀できるのですが、勢いが強すぎてほうき草の穂を傷めやすいのが難点です。
穂を傷めず種を取り除くことができるので、足踏み式の脱穀機をメインに作業を進めていきます。
ほうき草栽培のクライマックスと言える収穫作業は、もっとも時間のかかる重労働です。毎年、作業効率の改善を求めて試行錯誤しながら取り組むのですが、急ぐがゆえに、運搬時や作業時にほうき草に負荷がかかってしまい、どうしても穂の曲りや茎の傷みが出てしまいます。原料の「質」を追求していくにあたり、収穫規模や作業方法を見直していく必要がありそうです。
この後、数日間陰干しし、煮沸作業を行います(昨年同様、磐田市の野口染工様のご厚意で染色用の設備をお借りできることとなりました。 収穫したほうき草は、これから段々とほうきの形に近づき、「濵松出世手編みほうき」となっていきます。
今後も2017年ほうきプロジェクトの活動に注目して下さいね。
追伸) 今は感謝の気持ちでいっぱいです。