お盆前にほうき草の消毒作業を済ませ、収穫まで無事に生長してくれることを祈っておりましたが、生長はとうとうピークに達し、本日予定通りに収穫の日を迎えることができました。

収穫の日を迎えました まずは全員集合して、作業の説明です。本日の作業の流れ、刈取りの手順など全員で確認してからスタートです。
収穫の日を迎えました 立派に生長したほうき草です。空に向かって力強く一直線に伸びているのが見て取れます。
背丈にばらつき(畑で発芽したものと、苗床で発芽させたものが混じっているため)はありますが、収穫には問題ありません。
収穫の日を迎えました さあ刈取り開始です。最初は参加者全員で刈取り作業を行います。
今回もJA様職員の皆様、とぴあ浜松青壮年部の皆様にも大勢参加して頂きました。
皆さま、ありがとうございます!
収穫の日を迎えました ほうき草が途中で折れないように注意して、一本一本刈り取っていきます。
刈り取ったほうき草を順次まとめて、畑から運び出します。
収穫の日を迎えました 刈り取った原料はトラックに積み込んで営農センターへ運搬していきます。
収穫の日を迎えました 約1時間ぶっ続けで刈取り作業をしたので、一旦休憩を取ります。
熱中症にならないように日陰に入って、しっかり水分補給です。
収穫の日を迎えました 10数名は引き続き刈取り作業のため畑に残りましたが、
残り全員(40名以上)は営農センターでほうき草の皮(葉)を剥ぐ作業に入ります。
※ほうき草の葉を剥ぐ作業を「皮を剥ぐ」と言います。
収穫の日を迎えました 節で茎を折って、皮を剥いでいきます。
収穫の日を迎えました 皮を剥いだほうき草を脱穀機にかけて、種を取り除きます。
こちらは自動の脱穀機です。
素早く作業ができて楽に脱穀できるのですが、勢いが強すぎてほうき草の穂を傷めやすいのが難点です。
収穫の日を迎えました 収穫の日を迎えました こちらは足踏み式の脱穀機になります。足踏みしながらの脱穀作業は非常に大変ですが、
穂を傷めず種を取り除くことができるので、足踏み式の脱穀機をメインに作業を進めていきます。
収穫の日を迎えました 収穫の日を迎えました 脱穀後、ほうき草の穂を一定の量で束ねて、完了です。この後、数日間陰干しを行います。
9:30に作業を開始して、後片付けを含めて17:30に本日の全ての作業が完了しました。終了予定時刻を少々オーバーしてしまいましたが、多くの方の協力で無事に作業を完了することができました。

ほうき草栽培のクライマックスと言える収穫作業は、もっとも時間のかかる重労働です。毎年、作業効率の改善を求めて試行錯誤しながら取り組むのですが、急ぐがゆえに、運搬時や作業時にほうき草に負荷がかかってしまい、どうしても穂の曲りや茎の傷みが出てしまいます。原料の「質」を追求していくにあたり、収穫規模や作業方法を見直していく必要がありそうです。

この後、数日間陰干しし、煮沸作業を行います(昨年同様、磐田市の野口染工様のご厚意で染色用の設備をお借りできることとなりました。 収穫したほうき草は、これから段々とほうきの形に近づき、「濵松出世手編みほうき」となっていきます。
今後も2017年ほうきプロジェクトの活動に注目して下さいね。

追伸) 今は感謝の気持ちでいっぱいです。