2016年7月28日、浜松工業技術支援センターに訪問した後、大きい窯の必要性をひしひしと感じました。そこで急遽、同日7月28日(木)磐田市内(磐田工場から車で10分ほど)の染色工場にアポを取り、釜をお借りできないかを商談することになりました。
打合せの目的
①煮沸後の原料の乾燥は当社竜南倉庫で行う予定。技術支援センターからの運搬に時間が掛かるため(約1時間)、近場で作業できる所がないか。
②技術支援センターでお借りできる釜(昨年と同じ釜)では、原料全体が一度で湯通しできず工数が掛かるため、大きい釜を借りたい。

7月28日16:30、突然のアポイントであったにもかかわらず、㈲野口染工 神谷社長が対応していただきました。
現在、自動化で染色をしているので、使用していない釜があるとのこと。それでよければ貸して頂けることに! ありがとうございます!!


煮沸② 野口染工様
窯のサイズは幅150cm、奥行80cm、深さ90cmの十分な大きさ。
容量は2トン(2,000ℓ)。


煮沸② 野口染工様
お湯を蒸気で沸かす事ができ、80~90℃を維持できる設備であり問題はありません
(技術支援センターの設備と同様の仕組み)。

神谷社長のご厚意で、作業中に火傷等の事故があった際に責任が取れないので、直接の作業は野口染工様で実施していただけることに。本当にありがとうございます。今回の野口染工様の窯を使用できれば、ひっくり返す作業は不要で、一度に10束~15束ほど湯通しできる見込みです。作業時間・労力が劇的に抑えられます。
神谷社長がおっしゃるには、「釜は同じ物が3台あるが、恐らく1台の使用で1.5~2時間ほどで作業は完了できる見込み」です(昨年の半分以下の時間です)。

知らずに電話をしてしまいましたが、野口染工様は当社と同じく浜松市中区野口町で10年ほど前まで工場を構えていたそうです(手狭になったので、磐田市に移ったとのこと)。社名の野口は「野口町」に由来しているとのことで、当社のことは良くご存じでした。何か縁のようなものを感じます。

さぁ、これで準備万端! いよいよ8月22日(月)、三方原畑のほうき草を収穫します!!