半田畑の様子が気になりながらもなかなか行けず、台風が通り過ぎた9月21日、畑の様子を見がてら「紅あずま」の草取りと蔓(つる)返しを行うことにしました。 幸いにして台風の被害はなく、紅あずまも無事でした。

曇り空の下、夏の暑さを忘れてしまったかのように大気が涼しく、快適に草取りすることができました。 加えて雨が降ったお陰で畑の土が程よく柔らかくなっており、思いの外はかどります。

サツマイモはあまり手を掛けなくともすくすくと育ってくれるので、安心して栽培することができます。

とは言え「育てる」って難しいですね。
心配して手を掛け過ぎるとダメになることもありますし、放任し過ぎると荒れ放題になってしまうこともあります。

生き方、生きるスピードはマチマチなのに、環境や社会のシステムには画一された基準が張り巡らされています。
それに合わない生物はどうなるのでしょうか。
それを「個性」と肯定的に認められる環境が今後広がっていくことを期待したいと思います。

そんなことを考えながら蔓返しをしていると、返した蔓の真下で蛇とカエルが対峙しているのに遭遇・・・
両者も突然の乱入者(私)にびっくりしたようで、今度は私を交えて3者がにらめっこの状況に。

さっきまでの思索が一気に吹っ飛び、思わず「ふぇ~」と言いそうになりましたが、その内に蛇は撤退しカエルは事なきを得ました。
「私が今日蔓返しをしていなければ、このカエルは・・・」などと思いつつ、蛇からは恨まれていることだと思います。

同じ事柄でも立場が異なれば、感謝されたり恨まれたり。
「なかなか面倒だなぁ」などと思いつつ、蛇の逆襲を警戒し、こわごわと作業を進め、90分ほどで終了です。

サツマイモの収穫は来月か再来月の予定です。
それまではコツコツと蔓返しを行います。