6月24日     早くも正念場です   半田畑    ほうき草栽培  

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


畑への定植から3週間経過した半田畑。早くも正念場を迎えております。
「雑草が気になり始めたので、畝間は耕運機を入れておいたから」とTさんから連絡をいただき、恐る恐る半田の畑を訪ねました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草のまわりに、見事に(?)雑草が生い茂っております。

天候などで予定が立たず作業に入れなかった半田畑、あっと言う間に雑草が勢力を広げております。言い訳をしていても始まらないので、早速除草作業を開始します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草のまわりにびっしりと生えた雑草の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
浜北畑同様に、株間の雑草は全て手作業で除去します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
作業前の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
作業後の様子

写真で見るとあっと言う間ですが、実はかなりの労力を要しております。ほうき草の根を傷つけないよう気を配りながら、しっかりと根から雑草を取り除く必要があります。せっかく作業しても根が残ってしまっていると、数日足らずで雑草畑に逆戻りです。時間は掛かりますが、しっかりと根から除草します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
今回は都合がつかず、伊藤1名で作業しました。
初日は3時間ほどの作業、3列のみの作業でタイムアップです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
翌日、再度朝から除草作業です。
この日はくもり空、一気に作業を進めるチャンスです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
結果、合計で丸2日ほどを要し、畑一面の作業を完了しました。

本来であれば毎日少しずつ作業し、このような状態になるまで放っておいてはいけませんが、すぐ近くに畑がある訳でもないのでそう上手くもいきません。そんな中でも妥協や手を抜くことなく、最善を尽くしたいと思います。