5月12日    こちらも始まりました その2    ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回の中耕作業と同日、半田畑のほうき草の種まきをおこないました。
毎年少しずつ改良を重ねるほうき草栽培、今年も新しい手法を取り入れてチャレンジしていきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
今年新たに改善を加えた苗床です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
木の枠を設け、昨年より土の深さを出す作戦です。
こちらの木枠はTさんが丁寧に作って下さいました。いつもありがとうございます。

昨年は、苗の定植後にうまく育たず、枯れてしまう苗がいくつかあり、追加で苗を植え直すはめになってしまいました。原因の一つとして、苗作りの時点で十分に根を育てることができなかったことが考えられます。今年は改善策として、木枠でプランターの高さを増し、根がより深くまで育つように栽培してみます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
早速、たっぷりの土をプランターに敷き詰めます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
まんべんなく種をバラ蒔きし、


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
土を被せて、水を与えたら作業終了です。

順調に生長すれは5月末頃には定植できる見込みです。
予定外の早い梅雨入りに、多少の焦りを感じておりますが、見方を変えれば水やりの手間が省け、自然の恵みで苗を育てられる、ありがたい機会のようにも感じます。
水の与え過ぎには注意しつつ、プラス思考で苗の生長を見守りたいと思います。