2020年1月24日 半田畑のほうき草で箒作り

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?

皆さま、こんにちは!今日も元気に活動しております。
本日は昨年の夏に収穫した半田畑のほうき草を使って、箒作りをおこないます。
今回作るホーキは、こちら!


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から7
製造開始から66年目、今も愛される「カバーほうき」です(画像は50年前?くらいのチラシです)。
しかし、なかなかレトロで雰囲気のあるチラシですね。
 

 

            では早速、作業開始です!


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から7
ほうき草を選別し、針金で束ねていきます。
 


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から7
束ねたほうき草を樹脂性のヘッドに収めて金具で固定します。
 


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から7
穂の根元をミシンがけします。
このひと手間が穂に適度な張りをあたえ、穂抜け防止にもつながります。
 


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から7
布のカバーを取り付けて完成です。
まずまずキレイに仕上がりました。
 

発売当時からほとんど姿を変えず、60年以上販売されている「カバーほうき」
まさに、当社で一番歴史を知る社員と呼んでしまっても良いでしょう。

江戸時代から続く手編み箒もそうですが、良いものは形を変えずに残る(または、人の手によって残される)物なのかも知れません。

あと34年経てば、発売開始から100年の節目です。100年の節目を目指して今日も頑張ります。
100年目の節目には何かイベントができたら楽しそうです!