2020年1月28日 新商品開発!? ハンドほうき

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?

おはようございます!
今日も箒作りの練習に励んでおります。
毎日地道に練習を繰り返しておりますが、時にはこんな変わった事もしております。

先日、少し空いた時間に試作品を作ってみました!


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から8
こちらが完成した箒です。
 


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から8
ほうき草の選別の際に取り除かれる「ガリ芯」と呼ばれる幹の太い穂です。

「ガリ芯」は穂が硬く折れやすいので、手編みほうきには使えない部分です。
こちらの使い道を探しておりましたが、小さいハンドタイプのブラシには使えそうかも?と思い、試作してみました。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から8
ガリ芯のみで束ねます。
 


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から8
束ねた芯に茎、皮穂とかぶせていきます。
 


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から8
編み糸で締め上げていき、
 


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から8
持ち手の部分を少し編込んでみました。
出来栄えは・・・?
 


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から8
端の処理は、いまいちですが、
 


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から8
持ち手部分は良い味が出ております。

実用性・見た目ともに課題はありますが、新しい物を作ってみる事も時には必要かも知れません。
また時間を見つけて、試作してみたいと思います!