前回収穫したほうき草を脱穀した様子をお伝えします。

工場に到着し、すぐ脱穀作業に移ります。
収穫時に曲がったいた穂も、種を脱穀すると真っすぐになります。

脱穀の様子
脱穀したほうき草

穂が開いているほうき草も多く見受けられたため、脱穀後に選別作業を行うことにしました。
穂が開いてしまったほうき草と、良いほうき草を比較すると、根本から穂が開いているのがわかります。
穂を元の状態に戻そうと試みましたがうまくいかず、残念ながら選別の段階ではじくことにしました。

穂が開いたほうき草と良いほうき草

選別作業が終わると、次はほうき草の最終仕上げです。
穂に残った種と、茎に残った葉をキレイに取り除いていきます。
この作業は地道で手間がかかりますが、茎に残った皮をきちんと取り除かないと、乾燥の際に影響が出てしまうため、1本ずつ丁寧に行います。

最終仕上げが終わったほうき草を、パレットの上に並べて天日干ししていきます。
昨年は穂が曲がったまま乾燥してしまい、乾燥後に穂の曲がりがなかなか直らず、矯正作業に苦労しました。
なので、今回は脱穀後に穂の曲がりを矯正し、乾燥させることにしました。

日光に直接当てると穂が硬くなり、しなやかさが失われてしまうとアドバイスをいただいたので、パレットを積み上げて乾燥させる方法を取り入れました。

矯正しながら並べたほうき草とパレットを積み上げた様子

本日収穫したほうき草を丁寧にパレットに並べ、8月1日(火)の作業は終了です。
2~3日この状態で乾燥させ、煮沸作業を行う予定です。
今回収穫しなかったほうき草については、種の色づきの様子を確認しながら収穫時期を見極めたいと考えています。