8月1日(火)ほうき草の収穫作業が行われました。
さっそく、その様子をお伝えします。

ほうき草の種が十分に膨らみ、いよいよ本日、収獲の日がやってきました。
しかし、場所によって生長具合にバラつきがあるため、今年は2回に分けて収獲することになりました。
猛暑対策として、早朝5時からの作業スタートです。

初めは昨年のことを思い出しつつ手順を確認しながら行っていましたが、すぐに作業に慣れ、収獲作業が進んでいきます。
今年のほうき草は、昨年に比べ背が高いものが多く、3mを超える高さまで生長しているものもありました。

しかし、収獲を進めていくうちに、ほうき草の異変に気がつきました。
梅雨明け以降続いている猛暑の影響か、通常よりもがり芯(※)が多く、さらに穂が開いているものが多く見られました。
順調に育った穂と比較すると、違いは一目瞭然です。
※がり芯:太い穂のことで、しなりがなく折れやすいため、箒の原料としては不向きです。

がり芯が多く穂が開いているほうき草と順調に育ったほうき草

特に2条植えをした畝(うね)で異変が顕著に現れました。
少し気持ちが落ち込みましたが、「来年の栽培に活かす経験!」と前向きに捉え、作業を続けることにしました。

休憩を挟みながら約3時間半の作業を経て、全体の約半分を収穫することができました。

生長の遅い東側と種用として定植した西側の収獲は、来週以降に行うことにしました。

生長の遅い東側と種用で定植した西側

本日収獲したほうき草の一部を確認してみました。
昨年に比べて狙い通り茎は細いのですが、穂の長さが若干短いように感じられます。

収穫したほうき草

収獲作業が終わり、収穫したほうき草をトラックの荷台に積み込み、工場へ持ち帰ります。

次回、工場での脱穀作業をお伝えします。