6月8日     油断大敵です。浜北畑      ほうき草栽培  

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


梅雨の中休み、この日は、浜北畑の作業に入りました。
ほうき草の苗の植え付けから2週間、そろそろ雑草の存在が気に掛かります。2年前の2019年のほうき草栽培では除草作業が遅れ、痛い目を見ております。その時の反省を生かし、油断なく畑を管理したいと思っています。

2019年の失敗談はこちら↓↓↓
ほうき草プロジェクト(浜北畑)⑦ 油断してしまいました


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草の様子です。
概ね順調に成長している様子に一安心です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
予想通りほうき草の周辺に雑草が顔を出し始めております。
早速、除草を開始します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
管理機と呼ばれる小型の耕運機で畝と畝の間を耕していきます。
畝と畝の雑草を土ごと耕しながら、耕した土を苗の周りに盛り上げます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
耕耘後の様子
土を盛り上げることにより、ほうき草の周りの雑草に土が被ります。
この一連の流れにより、雑草に光が遮られ、生長を抑制する効果があります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
休憩を挟みながら3時間ほど、ようやく全体に作業が行き届きました。

くもり空とは言え、梅雨どき特有の蒸し暑さに苦戦しました。しかし、まだまだここからが本番です。暑さのピークと生長のピークが重なるほうき草。しっかりと体調も整え、収穫を目指します。