11月1日   機材のメンテナンスをおこないました  ほうき職人への道  

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


この日は、編み込みの際に使用している支柱(糸を巻き付けるための柱)のメンテナンスを実施しました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
商売道具の支柱です。
板の上に座り、柱に巻き付けた糸を引っ張るために使用する道具です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
先日より柱の根元にガタがきていました。
ボンドなどで補強し、騙し騙し使っていましたが、今回しっかりと補修することに。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
一度、打ち込んであった釘を抜き、表面を綺麗にヤスリで磨きます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
接地面がキレイになったところで、前回と違う位置に木ネジでしっかりと固定します。
釘に比べ、木ネジの方が打ち込みは大変ですが、その分、耐久性はあります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
補修箇所をしっかりと留め、最後にあて布を新しく巻き直して作業完了です。

「良い仕事は、良い道具から」
先日の師匠からの助言もあり、改めて作業道具のメンテナンスにも気を配りたいと思います。
しっかりと修理したので、しばらくはガタつくこともなく活躍してくれそうです。