1月30日のブログにて、黒シダほうきの「玉を結束していた針金(下側に位置する針金)が緩んでしまい、ずれ落ちるという現象」をお伝えしましたが、改善すべくいろいろな試作品を作ってみました。

①1本の針金を使用して固定する方法
②上下別々の針金で固定し、竹櫛に巻き付けて固定する方法

まず、「①1本の針金を使用して固定する方法」は全くダメで、前回同様針金がずれてしまいます。
しかも、上下を1本の針金で固定すると、針金をキレイに巻けず、見た目も悪くなってしまいました。

③上下別々の針金で固定し、針金の先端を内側に打ち付けて固定する方法

②上下別々の針金で固定し、竹櫛に巻き付けて固定する方法」、「③上下別々の針金で固定し、針金の先端を内側に打ち付けて固定する方法」も頭の中ではうまくいっていたのですが、結果は①同様ずれてしまいます。

④針金の結束幅を現在の35㎜から20㎜に変更し、固定する方法

④針金の結束幅を現在の35㎜から20㎜に変更し、固定する方法」も試してみましたが、これも×。
特に左右両側の玉で顕著にずれが生じてしまいます。
黒シダは繊維が細いためか、玉を作るときにきつく締め付けても、針金がどうしても動いてしまうようです。
いっそのこと、針金そのものを固定しようと、一番小さなステープル(ホッチキスみたいな留め具)を芯に打ちつけ固定する方法を検討してみました。

⑤ ・⑥ステープルで固定する方法

⑤片側のみステープルで固定する方法」では、ステープルを打ちつけていない側の左右の玉で針金が動いてしまいましたが、今までの試作品と比べ、“ずれる感”はずいぶん改善されました。
それならばと「⑥両側ステープルで固定する方法」を試したところ、針金は動かず、しっかりと固定することができました。

かなりもがきましたが、何とか形にすることができました。
このあと、実用化に向けて、掃く試験を繰り返したいと思います。

「たかが箒、されど箒」。

今度こそ、完成までもう少しです。
大切に仕上げたいと思います。