9月13日   コキアで箒作り     コキア栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


この日は、前回収穫したコキアを使用し、手作り箒を作ってみました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
まずは、枝に残った枯れた葉や種を指で摘まみながら取り除きます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
葉や種を取り除いた後の様子
柔らかな枝だけが残っている状態です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
束ねやすいように幹から枝を切り落とします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
束ねた持ち手部分を麻ヒモで縛って完成です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
完成した箒の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
当サイトで販売中のあづま手編みほうき手箒三玉と掃き心地を比べてみました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
コキア箒でゴミを集めた様子
穂の隙間からゴミがすり抜けてしまいました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
細かなゴミを掃除するには、写真のように穂を寝かして掃くと良いかと思います。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草が原料のあづま手編みほうき手箒三玉で掃いた様子
掃き幅はコキアに比べ狭いのですが、穂が密な分、掃き残しはほとんどありません。

今回は細かなゴミ(ほこり)の掃き掃除を試したため、コキア箒の能力を存分には発揮できませんでしたが、もう少し大きなゴミ(落ち葉や木くずなど)をザックリ掃除するには良いかも知れません。また、穂を寝かして掃けば細かなゴミを集めることができ、見た目のナチュラルな雰囲気も良い味を出しております。手作りで楽しむには十分な箒ではないでしょうか。
収穫したコキアがまだ残っておりますので、次回は柄を付けた箒を作成してみたいと思います。