11月9日    逆さ箒    ほうきの豆知識

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


突然ですが、みなさまは「逆さ箒」と言う言葉をご存じでしょうか?
「逆さ箒」とは、箒を逆さまに立て掛けてることで、招いていない客や長居して欲しくない客に早く帰って欲しいというおまじないの意味があったそうです。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
逆さ箒の様子です。

ほうきは昔から神様が宿る神聖な道具として、不思議な力があると信じられてきました。
日本の文化において箒は魂を「掃き集める」ことや邪を「払う」ことなどに結びついた道具であったと言われています。
そのようなことから「逆さ箒」という風習が出来上がったと考えられます。

みなさまも、ふとしたことで玄関先などに箒を立てかけてしまうことがあるかもしれませんが、なんでもないようなことが相手に与える印象を変えてしまうことがありますので気をつけて頂けたらと思います。

使用後のほうきを保管する際は、「逆さ箒」の意味でも、穂を傷めない意味でも紐で吊るして保管したいですね。


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こんな便利な箒も当社で作っております!

取って付きのチリトリにぶら下げることができ、穂先も傷めず見た目もスマートに収納できます。

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今日は、逆さ箒について紹介させていただきました。
知らず知らずのうちに来客に不快な思いをさせてしまわないよう、箒は正しく収納しましょう。