3月16日   事前準備をスタートします     ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


3月も中旬に差し掛かり、暖かく感じる日も増えてきました。気温が上がってくると今年もほうき草栽培の時期がやってくるなと実感いたします。この日は栽培に向けて事前準備をスタートしました。
ほうき草を栽培するにあたり毎年、何かしらの実験的な要素を含みながら栽培を続けております。本格的に栽培を始め6年目を迎えますが、まだまだノウハウの蓄積が必要です。

以前のブログでも紹介しましたが、今年は苗作りの工程で一部ビニールハウスでの生長促進を試してみたいと考えております。簡易的な小型のビニールハウスを手作りするべく採寸をおこないました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
アーチ状の支柱を立て、ビニールシートを被せる予定です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
必要な寸法を計測します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
奥行65㎝、幅200㎝ほどのハウスを2個作る予定です。

水やりの際にビニールシートを開け閉めする手間も考慮し、苗床プランターを2枚並べた奥行が作業効率的にも良さそうです。プランター12枚、3000株分ほどですが生長の変化を試験できるよう、早速必要資材を用意し準備を進めて参ります。