3月11日  伊藤のルーツ ほうき職人

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?

今日は少し寄り道をして、箒職人を目指すわたし、伊藤のルーツを紹介します。

先日、母方の祖父母の家に立ち寄る機会がありました。
祖父は昨年、天寿を全うし他界しておりますが、生前は物づくりが大変好きな人でした。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から20
祖父の作品:ミニチュアの模型です。サイズは幅35㎝ほどでしょうか。
 

俳句や文章を書くのも好きでしたが、ミニチュアの模型などをよく作り、市の作品展などに出展しておりました。
今も祖父の作業場にはいくつか作品が飾ってあります。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から20
こんな物や、
 


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から20
このような作品が並んでおります。
写真で見るとなかなかリアルです。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から20
土間に箒を発見しました!掃除道具が気になってしまうのは職業柄ですね。
 

久しぶりに作品をまじまじと観察したのですが、時間を忘れて見入ってしまいました。

ふと、自分が箒職人を目指したきっかけは、祖父の物づくりが好きという血が潜在的に流れているからかも知れないなと感じました。

祖父は、とにかく他人を驚かせたり、喜ばせたりすることが好きな人でした。

伊藤も自分が作った箒で他人を驚かせたり、喜んでもらえるような作り手になりたいなと改めて思った出来事でした。