10月24日のブログ「穂のこだわり」でもご紹介したように、現在家の外で掃く箒の開発を進めています。

前回の試作品は穂のボリュームがありすぎて重く、手首への負担が大きかったので、不採用になりました。
今回は前回より1/3程穂の量を減らした箒を製作しましたが、今度は穂の量が少なすぎて、掃いたときにスカスカに。なかなかうまくいかないものですね。

前回の試作品

ただ、だいぶ射程圏内に入ってきたので、大雑把な検討はここまでとし、ここからは丁寧に開発を進めます。
今検討している外箒は、掃き幅を考慮して、5玉(穂の束を「玉」と言います)を連ねることを前提にしていますが、それぞれの玉の穂の量を5g単位で増やすことにしました。

(ちなみに、箒は「掃き心地」が一番大切なので、試作しては掃く、試作しては掃くという作業を地味に繰り返します)

色々試す過程で、両端の玉二つを、内側の玉三つに比べ5g多くすることで掃き心地が良くなることが分かり、かなりいい形に仕上がりました。

今回の試作品

ただ若干ですが、穂と持ち手とのバランスが悪く、少し手元に重たさを感じます。
この点をもう少しだけ深掘りしたいと思います。