こんにちは、製造部・箒職人の渥原です。
4月9日、プランターへ種植えを行いました。
昨年まで5月の連休明けに行っていたこの作業ですが、ここ数年続く猛暑への対策として、1か月前倒しすることにしました。
今年は、1反分をプランターで生育した苗、0.5反分は直播(じかまき=畑へ直接種をまくやり方)を行う予定です。
昨年と比べ、プランターで育てる苗を減らし、直播の割合を増やすことにしたのです。
まだ今年の畑の場所や大きさが確定していないため変動があるかもしれませんが、全体の3分の1を直播にするつもりです。プランターの数も、昨年の50枚から35枚に減らすことにします。
それでは、種植えの様子をお伝えします。

プランターに土を優しくかけた後、上からもう一枚プランターを重ね、押し付け、種を入れる穴を作ります。
その穴に、2粒ずつ種を落としていきます。

毎年数人でこの作業を行いますが、厳密に2粒数えて入れる人もいれば、ざっとたくさん入れてしまう人も。昨年は最大で1穴に12粒入っていました。
しかし実は昨年、一部のほうき草が細く背も伸びないという事態が起きました。原因は、一箇所にたくさん種を植えてしまったことによる栄養不足。苗を畑に定植する段階でも間引き作業ができておらず、収穫近くなって後悔しました。
そのため今回は、作業開始直後から抜き打ち検査です(笑)。
1穴に2粒ずつ種が入っているか細かくチェック。今年は大丈夫です!
定植の際にも、2本に間引くことを徹底したいと思います。

全ての穴に種を入れたら、上から土を多めに被せ、軽く押し付けます。
被せる土が少ないと、一番はじめに水をかけた際、土が流れ、種も流れてしまうので、重要な作業です。
土を被せ終えたら、水をかけます。早く水をかけないと、風で土が舞ってしまうので、こちらも重要です。


今年、新たな取り組みをしてみることにしました。
今までは、赤い種だけ取り除き、あとは全て混ぜて1枚のプランターに種植えをしていました。しかし今回は種を選別する際、6種類に分けることができたので、プランターごとに植える種を分けてみました。
≫色ごとの選別の様子はこちら(前回の記事)



芽が出た後もわかるように、それぞれ札を作り、プランターに差しました。

2時間ほどの作業を予定しておりましたが、12名の方に協力していただき、1時間半ほどで作業を終えることができました。

最後に、鳥よけのネットを張り、種植えは終わりです。
明日から雨予報ですが、ほうき草にとっては恵みの雨です。
順調に生長すれば、4月下旬頃、畑に定植できそうです。
