2019年11月18、19、21日 ほうきの編み込み 苦手な“耳部分”などの編み込みの練習です。 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、自ら手を挙げ、箒職人になるべく奮闘中の伊藤さん。さて、今の活動は・・・

18日、本日も編込みの練習を集中的におこないました。
茎を利用し、耳部分の編込みを繰り返し練習しました。特に苦手なところなので、ポイントとなる目を均等に揃える点と、糸を掛ける位置を意識して作業しました。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から19
茎を再利用して編み込みの練習を行います。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から19
間延びすることなく密に、均等に編めています。
意識して作業した分、先週よりも良い手応えで編めました。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から19
先週の編込みと並べて比較してみました。
左:先週の編込み、右:本日の編込み

均等にバランス良く編めるようになってきました。感覚が体に身に付くように反復練習します。

19日、本日も引き続き、茎で編込みの練習をおこないました。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から19
 手ごたえを感じています。

編み目のバランスや力の入れ方など、感覚を掴みつつあります。
明日は、完成品の状態で1本編み上げ、練習の成果を見てみたいと思います。

21日、今までの練習を基に、本日は1本編込みをおこないました。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から19
 全体の様子です。
どうも全体のバランスが崩れているように見えます。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から19
 赤線のライン辺りに穂首(穂の分かれ目)を揃えたいところです。

耳部分の編み目も少し粗くなってしまいましたが、その他は、比較的上手にできました。
次回は今回の反省点を踏まえて全体のバランスを意識して編込みます。