収穫したほうき草はその日のうちに種を取り除き、3~5日間天日干し(日陰干しでも可)します。天日干しによりほうき草の乾燥が進むので、カビの発生を防ぐことができます。と同時に、いつの間にかほうき草についた虫たちがいなくなります。
しかし、ほうき草は天日干し後もゆっくりと成長を続けており、そのままにしておくとほうき草そのものが固くなってしまいます。 柔らかいほうき草にするためには、煮沸して成長を止める必要があります。
今年も昨年お借りした浜松工業技術支援センター様(浜松市北区新都田)の設備を使って煮沸します。

煮沸 煮沸 90℃ほどのお湯の中にほうき草を入れ、茹で上げます。
煮沸 2時間半ほどで作業は完了し、午後から天日干しを行います。
煮沸 午後から竜南倉庫に移動し、天日干しを行います。
1本1本丁寧にほうき草を並べて乾燥させます。
煮沸 約1時間半で一度、表裏を返し、引き続き裏面を良く乾かします。
3時間ほど天日干しし、この日の作業は完了です。

この後、3日間ほど天気の様子を見ながら天日干しを行います。良く乾燥させれば、箒(ほうき)づくりの原料としての準備は完了です。