6月にこのブログで紹介した浜松学芸高校様とのコラボ企画のご報告です。座敷箒のデザインを浜松学芸高校の生徒の皆さまに自由な発想で取り組んで頂くという内容でした。
ついに最終デザインが決定し、カバー部分にそのデザインをプリントした座敷箒ができあがりました。
そこで、10月31日にJA高木様、とぴあ浜松青壮年部様(4名)、アズマ工業(2名)で完成した座敷箒を持って、浜松学芸高校に訪問しました。当日は浜松学芸高校の瀬下先生、デザインに取り組んでいただいた美術課程の1年生から3年生の皆さま(全員部活動も美術部所属)にも出席頂き、意見交換会をさせて頂きました。


ちなみに、今回、最終選考に残り、座敷箒のデザインとして採用されたのは・・・
デザインコラボ
こちらのデザインです。「波濤(はとう)とうなぎ」です。
遠州灘の「大波」と浜松特産品の「うなぎ」のデザインが迫力もあり、上品に描かれています。
「浜松ほうき」のロゴも効いています。


デザインコラボ
今回、持参した座敷箒です。


デザインコラボ
まずは自己紹介、改めてほうきプロジェクトの説明をさせて頂きました。


デザインコラボ
デザインコラボ


「浜松の良さ、浜松らしさ、浜松の特長」を意識しながら、女性や若者、且つ万人受けするイメージをコンセプトにデザイン制作に取り組んで頂いたそうです。制作中は、座敷箒の表・裏のつながりや立体を意識しなければならなかったこと、使う人やコンセプトを意識しながらデザインすることにご苦労されたようです。

デザインへの気持ちや想い入れをお聞きしたところ、「浜松名産のうなぎと【うなぎのぼり】の言葉を掛けました。【うなぎのぼり】という言葉の縁起の良さや、これからも浜松の農業や工業が益々発展するようにとの想いを込めています」
「幼い頃に見た、遠州灘に思い入れがあり、今でも大好きです。遠州灘の波をデザインに入れたいと思い、描きました」
と回答を頂き、生徒さんたちの素直で真剣な気持ちがこのデザインに込められていることを認識しました。

「プロジェクトのスタートとなった葛飾北斎の描いた波に通じるものがあり、良いデザインだと思います」とJA高木様。また「浜松ほうき」のロゴの出来栄えにはJA高木様、青壮年部の皆様も大変感動されていました。

最終デザイン案に至った経緯を瀬下先生にお聞きしたところ、「様々なデザイン案が出た中、それぞれのデザインの良いところのイメージを共有し、全員で話し合って1つのデザインにまとめた」とのこと。デザインコラボに参加頂いた生徒全員の力が結集したデザインであることが分かります。

普段の授業では、商材となるものをデザインする機会はないそうで、生徒さんにとって貴重な経験であったことを瀬下先生も大変お喜びになっており、校長先生も今回の活動を称賛頂いているそうです。「自分たちがデザインしたものが形となったことが嬉しい」と生徒の皆さまも今回の取り組みに満足頂いた様子でした。


デザインコラボ
とぴあ浜松青壮年部の皆様から生徒さんへ座敷箒をお渡ししました。


デザインコラボ
記念撮影です。


今回最終決定したデザインについて色々とお聞きすることができて、充実した意見交換会となりました。今後、デザインして頂いた座敷箒を5~10本程度製作し、浜松学芸高校で使って頂くようプレゼントしたいと考えております。