こんにちは、アズマ工業の河村です。
本日は番外編として、「ほうき」ではなく、高校生のテニス大会「アズマカップ」に関するお話をお届けします。

アズマカップとは?
「アズマカップ」は、アズマ工業が後援している、1990年から続く高校生対象のテニス大会です。浜松市内の高校が参加し、毎年夏に開催されています。今年でなんと36回を迎えます(1年に複数回開催した時期もありました)。

今年の大会ポスター

先日、アズマカップを取り仕切られている高校の先生から、弊社社長・山下宛にご連絡をいただきました。

「男子用の優勝盾はあるのですが、女子用が今はないため、新たに用意したいのです」…というご相談でした。

いつの間にか女子用の盾がなかったとは、本当に申し訳ないことです。
すぐに対応を始めることになりました。




実は、過去の大会写真を見ると、男女ともに盾を手にしている姿が写っています。

アズマ工業会社サイトより

「もしかして、アズマカップの盾がどこかに残っているかも…」と探してみたところ、先代の書斎から年季の入った盾が発見されました。 これで、女子の優勝者にも正式な盾をお渡しできそうです。ホッと一安心です。




ところで、せっかくなら「きちんとした木箱に入れて盾を贈りたい」ものです。

そこで浜松市内の知人に相談したところ、株式会社フジイチ様をご紹介いただきました。
フジイチ様は、昭和21年創業。浜松市天竜区で、天竜杉や天竜檜を育てている木材会社です。
株式会社フジイチ様 公式サイト≫

浜松を流れる1級河川である天竜川は、古くは「暴れ天竜」と呼ばれるほどの急流でした。その治水のため、江戸時代から周辺では積極的に植林が行われ、木材の産地となっています。

現在では、日本三大人工美林のひとつに数えられ、美しい景観と高品質な木材で知られています。

天竜川

今回は、そんな伝統ある土地で長く良質な木材を育てられているフジイチ様にお力添えをいただき、「天竜杉」を使ったオーダーメイドの木箱を作っていただけることになりました。

初めて知ったことですが、杉の木は木の根元から順に4mごとに「一番玉」・「二番玉」・「三番玉」・「四番玉」と呼ばれ、なかでも「一番玉」は枝の跡等が少ない木目が美しい、赤みがかった色合いを持つグレードが高い部分なのだそう。
今回の木箱では、この「一番玉」の木材を使っていただきました。

また、木材は温度や湿度に影響を受けやすいため、蓋付きの木箱は季節によって開け閉めのしやすさに差が出るそうです。ですが、年を重ねると木が落ち着いて馴染んでいくとのこと。まさに、作り手の技術が光る一品ですね。

木材についてのお話は本当に奥が深く、つい長くなってしまいそうなのでこのあたりで控えますが、気になった方はぜひ「天竜杉」についても調べてみてください。


完成した木箱は、フジイチ様がわざわざ弊社まで届けてくださいました。

株式会社フジイチ 相佐様(左)と弊社社長・山下(右)

細部までこだわっていただいた箱に盾をおさめてみると、ぴったりと収まりました。

今回の件は、弊社の本業である清掃用品の製造とは直接関係のないことでしたが、地元・浜松の伝統ある素材と企業とともにものづくりをできたことは、大変意義深い経験となりました。

これからも、地域とのつながりを大切にしながら活動していきたいと思います。




今年のアズマカップは8月10、11日に開催されます。
参加される高校生の皆さん、暑い中の試合となるかと思いますが、どうか体調に気をつけて、全力を尽くしてください。

素晴らしい夏の大会になることを、心から願っています。