10月7日   今年の紅あずまの様子は?    半田畑  

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


例年、年末に開催しているアズマ感謝祭。
多くのお客様にご来場いただき、大盛況のイベントとなっておりますが、残念ながら昨年に引き続き今年も開催を断念することになりました。
※2019年アズマ感謝祭の様子はこちら

感謝祭の催しの一つとして、焼き芋の無料配布をしておりますが、昨年は感謝祭中止に伴い、何か少しでも地域貢献できないかと考え、「子ども食堂」に収穫したサツマイモを寄付させていただきました。
今年も感謝祭は中止になったものの、紅あずまを使って何かできることがあるはず。そんな想いで10月上旬のこの日、紅あずまの出来を確認するため、畑を訪れました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
早速、試し掘りです。
昨年は、長雨に悩まされた割に思いのほか豊作でした。
今年はどうでしょうか。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
お?


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
おお⁉


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
おお!
手元に感じる重みにびっくりです。紅あずまが立派に生長しております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
3ヵ所ほど試し掘りしましたが、いずれも順調そうです。
本番の収穫は天候を見ながら1~2週の間で実施予定です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
試し掘りの後は恒例の弦返しをおこない、耕運機で除草します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草栽培で使用した畑全体も耕運機で耕し作業完了です。

10月上旬にもかかわらず暑さが残る中での作業でしたが、紅あずまも順調そうで一安心です
畑の耕耘作業中、Tさんが「耕しても、耕しても雑草が出てくるね。放っておくとすぐに伸びてしまうから、早め早めに除草することが大切だね」とおっしゃっておりました。除草作業に関わらず、大変なことを何かと伸ばし伸ばしにしがちですが、改めてコツコツ作業する大切さを実感しました。
紅あずまの収穫は目の前です。今から収穫が楽しみです。