こんにちは。製造部・箒職人の渥原です。
先週公開した記事では浜北畑の収穫についてお伝えしました。今回は、その後会社へ持ち帰って脱穀・選別をした様子をお伝えします。




収穫後、ほうき草をトラックに積み込んだ際にはあまり気にならなかったのですが、トラックからほうき草を降ろしてみると、一昨年以上の収穫量がありました。

収穫したほうき草は、その日の内に脱穀、選別、穂の矯正まで行わなければなりません。
全て終えることができるのだろうか・・・。そんな不安を抱えながら、脱穀選別作業開始です。

脱穀機を使用して、穂についた種を取り除いていきます。
しっかり種が膨らみ、多少色づいた種は脱穀機で種を取り除くことができるのですが、青く若い種は機械で取り除くことが出来ないので、選別後の工程で一粒一粒、手作業で除去します。

こちらが脱穀後のほうき草です。

脱穀が終わると、選別です。

まず、ガリ芯の有無を確認し、ガリ芯があるものはなるべく根元でカットし、芯とほうき草を分けていきます。
ガリ芯があるものは手編みほうきの芯草に、ガリ芯はハンドブラシの原料として使用します。

ガリ芯をの有無を確認します
ガリ芯を見つけたらカットします
ガリ芯を除いたほうき草は手編み箒の芯草に、ガリ芯はハンドブラシに使用

次に、穂一本一本に種が残っていないか確認をしながら、手作業で種を除去していきます。
この作業は時間がかかるため、人数をかけ、手分けして作業を進めます。

選別、種の除去が終わったほうき草がこちらです。

穂の曲がりを矯正しやすくするため、5分程度、天日干しし、穂を少し乾燥させます。

乾燥させたほうき草に虫食いがないか確認をし、虫食いの痕跡があるものは、この工程で除去します。
パレットに並べて乾燥させる際、虫食いの痕跡があるほうき草が混ざると、他のほうき草も虫に食われる可能性があるため、慎重に選別を行います。

短時間の天日干し
虫食いの痕跡があるものは取り除く

いよいよ最後の工程です。先ほど天日干ししたほうき草がこちらです。

根元から大きく曲がってしまっており、この状態では手編みほうきの原料として使用できないので、穂の曲がりを矯正していきます。穂が折れないように力を入れすぎず、曲がった箇所を真っ直ぐにするためにしっかり力を入れ矯正します。

こちらが矯正したほうき草です。
見事に真っ直ぐなほうき草に矯正されています。職人技です!

先ほど矯正したほうき草をパレットに並べ、数日乾燥させます。

多くの従業員の方に協力していただいたもあり、何とか時間内に作業を終えることができました。ご協力ありがとうございました。

今年のほうき草栽培はうまく行くのか、暑さ対策をどうしようかと悩みながら、原点に立ち戻り、ほうき草栽培にチャレンジしましたが、生長時期に雨が振ってくれたこともあり、一昨年と同じくらいの収穫量を確保することができ、一安心です。

8月下旬に種用のほうき草を収穫したいと思います。