こんにちは。製造部・箒職人の渥原です。
10月13日、8月末に収穫して乾燥を終えたほうき草を選別しましたので、その様子をお伝えします。

こちらが、乾燥後のほうき草です。

事前に被せ草で使用するものと、芯草として使用するものを分けておきました。
比率は被せ草6割に対し、芯草4割といったところでしょうか。

手編み箒を作る際、被せ草を多く使用するため、被せ草の比率が高いことに越したことはありません。

束ねていた紐をほどき、穂の長さを基準にして、ハンドブラシ用、短柄用、長柄用に、1本1本選別していきます。
収穫から1か月程立っているため、茎に虫食いの跡がないか、併せて確認を行います。

まずは芯草から選別です。

ほうき草の選別をしていると、穂が緑色のものと、赤く色づいたものがあることに気づきました。

穂が緑色の物は、種が完全に色づく前に収穫したもの。赤く色づいているのは、種が完全に色づいた後に収穫した穂です。

収穫したほうき草は染色を行いません。そのため赤い穂と緑色の穂を混ぜて手編み箒を製作すると、見た目が悪くなってしまいます。また、赤く色づいた穂は、緑色の穂に比べ、穂1本1本が硬い傾向にあるため、今回は選別の基準に穂の色も加えることにしました。

選別後の様子がこちらです。

左が緑色の草、右側が穂が赤く色づいた草

続けて被せ草も選別していきます。

基本的には穂の長さを基準に選別しますが、実は、長柄に使える長さであっても、茎が細いものは短柄用として選別したりもしています。
毎年、短柄用として選別されたものが一番多い傾向になりますが、今年も同様の結果でした。

いつも数日かけて選別を行いますが、今年は浜北畑が不作だった影響から2時間ほどで選別終了です。
貴重なほうき草です。大切に使わせて頂きたいと思います。