こんにちは。製造部・箒職人の渥原です。
ほうき草が発芽してから2週間が経ち、苗はぐんぐん生長し、根もしっかり張ってきました。
しかし、少し気になることがあります。ほうき草の葉が赤っぽくなり始めています。
毎年、畑へ苗を定植した後、植え替えが必要になった際に使うための予備の苗を残しておくのですが、プランターで生長できる限界を迎えると、葉が変色し、枯れます。その時の様子に似ているようにも思えます。
もう少しプランターで育てるか悩みましたが、GW連休前に畑へ定植することにしました。

苗と、直播で使う予定の土をトラックに乗せ、畑へ向かいます。
今年は畑を2か所お借りすることができたので、①苗を定植する畑と、②種を直播する畑と、畑ごとに栽培方法を分けることにしました。


①苗を定植する畑「L字畑」
こちらが、苗を定植する畑です。畑が”L”の形をしているので、「L字畑」と名づけました。
今年は種の色によって生長の違いを観察しています。長手方向に黒い色の種から育てた苗、短手方向に赤黒い色の種から育てた苗を定植し、収穫時に違いが出るか試してみることにしました。

畝の植えに紐を貼り、20㎝間隔で苗を落として行きます。この紐というのは、苗を植える間隔の目印として20cmごとに印をつけたものです。
「おぉ~い、苗の間隔が急に狭くなったんだけど。」
毎年、間隔を試行錯誤したため、紐には様々な間隔の印があります。そのため苗を落とす印を見間違えてしまうこともしばしば。それはそれで味があっていいと思い、紐は新調していません。
うまくいくこともあれば失敗することもあるのですが、そこからまた知見を得たいと思います。



7~8㎝ほどの深さの穴をあけた後、苗を入れ、土をかぶせます。
土を被せたあと、表面を少し強めに押します。この作業を行わないと、雨で土と一緒に苗も流れてしまいます。


午前中一杯で、①苗を定植する畑「L字畑」への定植は完了です。
ほうき草が大きく成長してもわかるように、苗の境目に印を打ちました。
今夜から雨の予報なので、水まきはせず、次の畑へ向かうことにしました。


②種を直播する畑への種まきの様子は次回お届けします。