10月11日、明治神宮に奉納する箒の最終仕上げを行いました。
まずは、箒と柄を固定するための竹串を打ち込みます。
目打ちであらかじめ下穴をあけてから、ドリルで穴をあけます。

次に、穴のサイズに合わせて削った竹串を打ち込み固定します。
通常の手編み箒は、柄となる竹に横穴を明け、串を通し、玉と柄を固定しておりますが、私が作る箒は、串がない箒なので、最後に串を打ち込み、固定する必要があります。

次に穂を仕上げていきます。
まずは、ひげと呼ばれる穂から枝分かれした短い穂を取り除き、見た目を仕上げていきます。

その後、櫛で穂を整え、穂先を整えていきます。

こちらが完成した箒です。
最後に袋をかぶせ、タッカー(業務用のステープラー)で固定します。


梱包箱にパンフレットと、仕上げた箒を同梱し、発送準備は完了です。
昨年はパンフレットを複数枚にわたって作成したのですが、当日はファイルの一つのポケットにまとめてはいって展示されていました。その反省を活かし、今回は1枚にまとめることにしました。
秋の大祭は11月1日から3日まで、明治神宮にて執り行われます。

昨年の様子はこちら
≫「明治神宮 秋の大祭 参列」