1月21日    今年のほうき草栽培にむけて④   吾妻箒   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回のブログでは、密植栽培による具体的な作付面積を計画しました。今回は具体的なスケジュールを確認していきます。
例年通り温暖な時期に栽培しますが、改めて過去の実績を見直し、適格な日程を組んでいきたいと思います。

まずは、過去2年の計画と実績をさかのぼって確認しました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト


一昨年(2020年)は、異例の長さの梅雨により収穫時期を逃してしまいました。
※上記記録の濃い青色部分、6月2週~7月末までが梅雨でした。
長雨対策として、全体的にスケジュールを後ろに倒したいところですが、お借りしている畑の都合もあり、遅くとも8月上旬には収穫を終える必要があります。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

昨年(2021年)は、平年並みの梅雨の長さで、降雨量も少なめでした。ほうき草を栽培する上で非常に恵まれており、およそ予定通りに進められました。
天候はコントロールできませんが、やはり梅雨明けに合わせて収穫できる予定がベストだと考えます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

昨年の実績をベースに今年の計画を立てました。梅雨時期は平年並みと想定しつつ、長雨や生長が遅れる可能性も加味し、梅雨明けから1週間ほど余裕を持って収穫時期を設定しました。
あくまで天候次第で柔軟に対応していく必要がありますが、事前にしっかりと計画を練っておくことで慌てず対処できると考えます。

新しく何かを始める際や、旅行などの準備もそうですが、色々と計画を練っている時間が一番楽しいのかも知れません。今年も無事収穫できるよう、しっかりと準備して参ります。