8月28日   種を収穫しました②  半田畑     ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


来年の種を確保するために、残しておいたほうき草の収穫も無事に終え、半田畑での作業はすべて完了しました。この日は種の脱穀作業を会社でおこないました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
採種を目的に収穫したほうき草


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
少量なので脱穀機は使用せず、手作業でおこないました。
ゴム手袋を嵌め、穂を引っ張るようにして種を脱穀します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
脱穀した種の様子
しっかり種に実が入っており、面白いように種が取れます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
艶があり、大きく実が膨らんだ種が採種できました。

脱穀した種は、種揉み・選別作業へと続いていきます。上質なほうき草を栽培する上で、毎年の種の更新は欠かせません。まずは十分な種を確保できたことに一安心です。