8月3日   収穫後も作業は続きます。    ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前日までの収穫作業を終え、この日から煮沸作業に入りました。
※煮沸作業:80℃ほどのお湯でほうき草を茹でる作業となります。ほうき草を茹でることで殺虫効果と、収穫後のほうき草の生長を完全に止める役割があります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
収穫・脱穀後のほうき草


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
今年も浜松工業技術センターの染色窯をお借りしました。
火傷(やけど)に注意し、慎重に進めます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
茹で上げた後の様子です。
茹でる事により青々と綺麗に発色します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
茹で上げた後は、工場に戻り天日干しです。
少し雲が出てきてしまいましたが、時間を掛けてじっくりと乾燥させます。

ほうき草が一面に並んだ様子は毎年のことながら圧巻です。雨が降ってしまえば、すぐに取り込む必要があります。天候の変化に注視しながら、この後2日間ほど天日干しをおこないます。しっかり乾燥できるよう、太陽が顔を出してくれることを期待します。