9月18日   浜北畑、収穫後の様子   ほうき草栽培

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


浜北畑での今年の箒草栽培を終え、2ヶ月が経ちました。
この日は、農家の倉田様を訪ね、収穫した箒草の出来栄えと来年に向けての打合せをおこないました。

伊藤「今年は梅雨の長雨の影響で穂にクセがついてしまった点と、虫の発生を抑えきれなかった点が反省点です」

倉田様「虫の防除には、やはり除草作業がカギになります。雑草の背丈が低い内にいかに手を掛け抑え込めるかがポイントです」

伊藤「今年は特に好条件の畑をお借りし、雑草も生えにくい状況ではありました。ですが、品質を上げるには、もっともっと手を掛ける必要があると感じております」

倉田様「タイミングにもよりますが、来年も可能な限り良い条件の畑を用意しますよ」

何とも心強く、有難いお言葉!ですが、甘えてばっかりもいられません。来年は更に品質にこだわって丁寧に育てていきたいと宣言し、打合せを終了しました。

帰りに今年お世話になった畑に寄りました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
現在の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
キャベツがキレイに定植されておりました。

ほうき草を育ててくれた畑は、ほんの少しの休息を経て、また新たな農作物を育てるため活躍しているようです。

来年は同じ畑ではないかも知れませんが、来年の栽培を思い描きながら帰路につきました。