こんにちは。製造部・箒職人の渥原です。
本日は、少し珍しい箒を試作したのでその様子をお伝えします。
その箒は様々な偶然が重なり誕生しました。
工場の花壇で栽培したほうき草を確認しているときのこと、「あっ!穂が出てきた」と穂の状態を見ていると、ガリ芯があるのかないのか気になり、穂を覆っていた葉を開き穂の状態を確認しました。
穂にガリ芯はなく、非常に状態は良かったのですが、茎の状態がまだ若く、「ボキッ」と折れてしまいました。
当時の写真を残していませんでしたので、参考までに、同じくらいの状態の過去のほうき草の写真を貼付します(2022年7月14日)。
このくらいの状態のものを収穫しました。

せっかく、良い穂が出てきたのにもったいない。
まだ種がしっかりと膨らむ前の状態だったため、脱穀することも難しく、捨ててしまうのももったいないという思いから、種がついた状態で陰干しをしていました。
陰干ししていたことをすっかり忘れ、数か月が過ぎたころ、陰干ししていたほうき草は、種は白くなり、穂も白っぽくなっていました。

「穂が白いカバー箒は作れないでしょうか」
と、弊社社長の山下より数年前に言われた言葉を思い出しました。
「もしかしたら作れるかもしれない!」
そう思い、同じ状態の穂を数本収穫し、陰干ししてみることにしました。
量が少ないので、カバー箒にはできませんでしたが、穂を束ね、ハンドブラシを作成しました。
持ち手の部分は穂の色を活かすために、あえて針金でまとめることにしました。


収穫のタイミングが重要になるため、量産はできませんが、ほうき草を収穫するタイミングで、穂が顔を出したばかりのほうき草があったら、収穫して陰干しして置こうと思います。




















