こんにちは。製造部・箒職人の渥原です。
来年のほうき草栽培に向け、工場にある花壇で、今年2回目の栽培を行いました。
10月20日、生長の観察や一部収穫を行いましたので、その様子をお届けします。

一回目の栽培についてはこちら≫


毎年、花壇での栽培では特に肥料は入れていませんでしたが、今回、畑に撒いている肥料と同じ肥料を花壇全体に混ぜ、前回との違いを確認することにしました。
また、除草によるほうき草の生長確認も行いたかったため、花壇の2/3は除草を行い、残りの1/3は除草を行わない状態で栽培を行いました。

全体の様子がこちらです。

全体的に、葉が大きく、前回より生長具合は良さそうです。
右側1/3が除草を行なわず栽培したほうき草、残り2/3が膝丈に生長する頃まで除草作業を行ったほうき草です。
除草を行わなかった場所は、やはりほうき草の生長が悪く、茎も細く、背丈も低い結果となりました。

対して、除草を行った場所は、背丈が高く、茎の太さもしっかりしています。定植直後の除草作業はかなり重要だということがわかります。

左:除草していたエリア、右:除草しなかったエリア

次に、1か所に植えた本数で、生長具合を確認していきます。

まずは、畑同様、複数本栽培したほうき草です。
こちらは、2本のほうき草が栄養を分け合ったせいか、どちらも茎が細く、穂にガリ芯が見られます。

複数本栽培したほうき草

続いて、1本だけに間引きを行い、栽培を行ったほうき草です。
背丈も2mほどまで伸び、穂も根元からきれいに枝分かれしております。
全体としては、やはり1本に間引き、栽培したほうき草の方が生長具合がよく、穂もきれいに根元から枝分かれしている物が多い結果となりました。しかし、1本に間引いた場所でも、ガリ芯があるものもあります。

比率としては1:1といったところでしょうか。

一本だけに間引いて栽培したほうき草

収穫できそうなほうき草を4本収穫してみることにしました。

こちらが今回収穫したほうき草です。
穂の長さは様々ですが、全て被せ草として使用できそうです。収穫後、すぐに脱穀して、乾燥させます。

収穫したほうき草
脱穀して乾燥させます

今回の栽培から、何点か気づいたこと、学んだことがあります。

まず、間引きを行ったほうき草と、行わなかったほうき草で明らかに生長に差が出たことです。過去の栽培記録を遡ってみると、間引きに関しては、記載がありませんでしたが、1箇所に3粒程度を入れ栽培していたのには、発芽率が影響していたようです。今回の結果から、良質なほうき草栽培を行う為に、来年は1箇所1本の栽培を行う予定です。

次に、除草作業の有無です。こちらも、ほうき草の生長に大きな違いがあったため、ほうき草が膝丈程に生長するまでの間、除草作業を徹底して行いたいと思います。

昨年の経験から、ほうき草は気温が高いと、一気に背丈をのばす変わりに、茎が細く、穂に栄養が行かないことがわかりました。来年はもう少し早くから栽培することも検討したいと思います。