1月27日    お客様よりご意見を頂戴しました    吾妻箒    

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


昨年末、当サイトで箒をご購入していただいたお客様からメールにてご意見を頂戴しました。内容は、届いた商品に2点の不具合があるとのことで、返品交換を行うこととなりました。
いくら自分自身では良い商品をお届けしているつもりでも、お客様に満足していただけなければ、それはただの自己満足です。自らを戒める意味も含め、今回ブログにて報告させていただきます。

ご意見を送ってくださったK様、ご期待を裏切り残念な思いをさせてしまい大変申し訳ございません。この場を借りて、改めてお詫び申し上げます。
今回ご意見に至ってしまった経緯を説明させていただきます。
商品は、「あづま棕櫚ほうき皮 長柄」という棕櫚(シュロ)箒です。棕櫚という原料の特性上、原料から垢と呼ばれるカスが出ることがございます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
完成した棕櫚箒の様子
一見すると垢は無くキレイに見えますが…


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
束ねた原料の内側や根元に垢が残っていることがあります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
この垢を製品パッケージ前に、ブラシなどを使用して綺麗に仕上げます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき1本から出る垢や遊び毛の様子

当サイトでご注文いただいた箒は全て伊藤の手で検品させていただき、今回の棕櫚箒も同様の仕上げをおこなっておりました。しかし、お客様から「カスが出る」とのご意見を頂戴してしまいました。「このぐらいで大丈夫だろう」そんな軽い気持ちで取り組んでいた訳ではありませんが、結果としてお客様のご期待に沿えなかったことは事実です。もっと気を配り、お客様に満足していただけるレベルまで商品を仕上げ、お届けしなければいけないと深く反省いたします。
もう1点のご意見は、横のピン(装飾)が抜けるという内容でした。これについては、伊藤の見落としにより発生してしまったと思われ、弁解の余地もありません。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
両サイドに打ち込まれたピン(鋲)の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

鋲が取り付けられていることは確認しておりましたが、しっかりと強度の確認をするべきでした。少しでも抜ける不安がある場合は、補強を施し、良い製品のみをお届けできるよう改善いたします。

今回の件は、意識を改める良い機会とさせていただき、同じことを繰り返さないよう細心の注意を払います。

御叱りのご意見と真摯に向き合い、ご満足いただける商品をお届けできるよう、気持ちを込めて作業することを改めて誓います。