7月3日     さらに試練は続きます     コキア栽培    

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


7月上旬、全国的に大雨が降り、静岡県熱海市で大きな災害が起きてしまいました。現在も行方不明者の捜索と復旧作業が続いております。一日も早く日常生活が送れるよう、弊社としてもできることをしてまいります。被災された皆さまのご心労、ご負担が少しでも軽減されるよう心よりお祈り申し上げます。

伊藤の住む静岡県西部地区でも数日間に渡って大雨が降り続いておりました。
雨は少なすぎても、多すぎても我々の生活を大きく狂わします。ましてや植物においては尚更です。工場玄関先のコキアの様子も芳しくありません。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
少し雨が弱まったタイミングで花壇を確認しました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
近づいてみると、どうも元気がない様子です。

コキアの栽培を始める前に調べた情報では、コキアは乾燥に強く、花壇に植えた後の水やりはほとんど不要とのことでした(※晴天続きの場合のみ、少し水を与えれば十分です)。逆に水のやり過ぎには注意が必要で、水を与え過ぎると根が腐ってしまうとのこと、今回は自然の雨によりダメージを受けてしまっているようです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
土を寄せて苗を起こしました。

何か出来ることをと思い、土を寄せて苗を起こしておきました。少しでも根の負担が和らぎ、回復して欲しいところです。
まだしばらく天候がすぐれない日が続きそうです。ほうき草(ホウキモロコシ)の栽培もそうですが、天候や自然を前にして人間ができることは何とも微力です。

しばらく畑作業にも入れていない浜北畑と半田畑の様子も気になります。梅雨の中休みで晴れてくれることを天に祈ります。