11月18日 ほうき草ってどんな草? ほうきの豆知識
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
今回は、座敷ホーキの原料である「ほうき草」について少し深掘りしてみます。
一般的に「ほうき草」と言うと2種類の植物が対象となるようで、1種類がホウキモロコシという植物です。イネ科の植物で、見た目はトウモロコシに似ており、生長すると背丈は1.5~2メートルほどにもなります。
ホウキモロコシ収穫の様子
当社の座敷ほうきはこのホウキモロコシを原料に使用しております。
50年以上ホウキモロコシの座敷ほうきを作っており、2015年には国内栽培も復活し来年7年目を迎えます。
もう1種類がコキア(ホウキギ)という植物です。
コキア:背丈は50~100㎝ほど
鮮やかなグリーンの葉っぱが特徴なコキアはガーデニングで親しまれております。
昔、コキアの枝を箒に利用していたことから「ほうき草」「箒木」と呼ばれるようになりました。
今でもガーデニングで育て、家庭で箒を作って楽しまれている方もたくさんいらっしゃるようです。
「ほうき草=ホウキモロコシ」だと思い込んでいた伊藤ですが、改めて調べてみると、「ほうき草=コキア」の方が一般的のようです。思い込みって恐ろしいですね。調べてみて良かったです。
「ほうき草=ホウキモロコシ」が広まるよう、ますます活動に力を入れていきたいと思います!
と言いつつも、今回コキアのことを知り、箒職人を目指している者として実際に自分で栽培から箒作りまでやってみなければ気持ちが収まりません。
調べてみたところ、ホウキモロコシと同じく4月中旬頃に種植えするのがよいそうです。
来年はこれまでお伝えしてきた「ホウキモロコシ」の活動報告に加えて、「コキア」の活動状況も配信していけるよう「コキア」の栽培にもチャレンジしてみたいと思います。
お楽しみにお待ちください。