9月11日 いつもと違う箒を編んでみました 箒職人への道
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
前回のブログで紹介したタイ製の箒ですが、編み込みの手順が見えてきたため、自身でも再現してみました。
完成した様子がこちら、
左:タイ製ほうき 右:伊藤ほうき
タイ製の箒は穂に着色を施しているため、見た目のイメージはガラっと違います。
赤と黄色の飾り糸も施しておりませんが、基本的な構造は再現できております。
実際に作ってみると、「もっとここでこうしてみたら、完成した時にこうなる」と言うように扱い方を考えながら手を動かせるようになっていることに気づきました。
首元の様子
下ガラ(内側の見えない箒草の茎)もしっかり落とせており、きつく締めこまれております。
普段作らない箒を編み込むことで、力の強弱の付け方など、見えてなかった部分が意識できるようになりました。
自身の箒作りに生かしていけそうです。