9月10日  研究もしております   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


編込みの技術を磨くため、箒の研究も日々おこなっております。
この日は、タイ産の自社製品を分解し、構造を分析しました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
編込みを解きながら構造を把握します。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
糸の動きが追えるよう、ゆっくりと解いていきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
基本的な構造はもちろん、細かな糸の掛け方まで分析します。

40年以上前にタイに製造移管しましたが、職人仕事ゆえ、マニュアルなどは残されておりません。それでも、しっかりと技術は受け継がれています。

こうして普段作っている箒とは別の箒に触れてみると、改善した方が良い点や自身の箒作りに生かせる点が見え、技術力アップにつながります。

改善点は現地に情報を共有し、品質向上につなげていきます。