9月8日 隙間時間も練習あるのみ 箒職人への道
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
ほうき草の栽培もひと段落し、箒作りに精を出す日々を送っております。
作業の合間や、ちょっとした隙間時間に繰り返している練習を紹介します。
小編みと呼ばれる工程です。
10分ほどで出来る作業です。
編み込み前の様子。
中指と薬指に糸を掛け、ねじって交差させます。
交差させた輪の中に箒草を5~6本ほどすくっていきます。
こちらの工程は、慣れてしまえば難しくはないのですが、スピードを上げるには練習を繰り返すしか方法はありません。
江戸で生まれた江戸箒、ちゃきちゃきの江戸っ子職人はすごいスピードで作業していたと思われます。
受け継がれた技術を磨き、当時の職人に負けないよう練習あるのみです。