こんにちは、製造部 箒職人の渥原です。

3月になり、気温もぐっと上がり、春らしい陽気になりました。
ほうき草プロジェクトの活動では例年5月上旬に種まきをしていますが、ここ数年の異常気象を鑑み、今年は4月上旬に行うことにしました!

昨年収穫したほうき草の在庫が少なくなってきたこともあり、今年は昨年の1.5倍の面積で栽培を予定しております。栽培の様子については、随時、ブログ内で紹介させて頂きます。

本日は、種まきに先立ち行った、種の選別の様子をご紹介します。

ほうき草プロジェクトでは、半田と浜北という市内でも少し離れた2か所でほうき草を栽培します(それぞれ半田畑、浜北畑と呼んでいます)。

今回選別するのは、半田畑で収穫した種です。

毎年、種は半田畑のものを使用しています。理由は、半田畑の方が穂が長く、種もふっくらしているからです。
さっそく、種を揉んでいきます。

種を揉む理由は二つあります。
一つは、穂と種を分けてあげること、もう一つはひげを取り除くこと。

種は、最終的に水に浮かべ、水に沈んだものを乾燥させて使います。
穂についたものや、ひげがついていると、種は良くても、水に沈みません。

種を揉むことを省いていきなり水に浮かべることもできますが、この作業に意味があると思って続けています。

穂に種がついている様子
種のひげ(赤丸部分)

ところで、実は私、ほうき草にアレルギーを持っているようで、種を揉んだり、ほうき草を収穫しているとくしゃみが止まりません(笑)。


さて、下の画像が種を揉む前と揉んだ後それぞれの様子です。
写真ではわかりづらいと思いますが、穂についていた種が穂からはずれているのがわかります。ここから、種を水に沈めるために、もうひと手間加えます。

揉む前の種
揉んだ後の種

種の選別の様子の続きは、次回のブログでお届けします。