2月22日   箒職人おすすめ 箒の使い方⑩   ほうきの豆知識    

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


今日で10回目の配信となります「箒職人おすすめの箒の使い方」ですが、今回は番外編としまして、ちょっと変わった掃除方法を紹介させていただきます。

・ウェットシート活用方法

掃き掃除をしていて細かなホコリの舞い上がりが気になったことはございませんでしょうか。リズミカルに掃き掃除をしていると、気を付けていてもどうしても舞い上がってしまいます。そんな時の解決方法として、ウェットシートとの合わせ技をご紹介します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ワイパーウェットシート30PSQ057

こちらのウェットシートは除菌剤配合、桃の葉エキス入りでお掃除中も良い香りを楽しめます。もちろん普段お使いのウェットシートでも構いません。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

こちらを適当に千切り、床にバラまきます。掃除する環境やホコリの量にもよりますが、シート1枚で6畳ぐらい使用するのがおすすめです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

千切る幅はお好みで構いませんが、2~3センチほどが散らかり過ぎないのでオススメです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

あとは、千切ったウェットシートをゴミと一緒に掃いていくだけです。ウェットシートが細かなホコリを吸着しつつ、シートに含まれた薬剤で床の除菌も同時におこないます。

こちらは、昔からある方法で、新聞紙に水を含ませ同じように千切って掃除をする方法からヒントを得ました。新聞紙を湿らすよりも手間が掛からず、同時に除菌もできるため、おすすめです。

こちらの手法ですが、2点注意点がありますので実施する際はご注意ください。

注意1:千切ったウェットシートは床(フローリングや畳)に長時間放置しないでください。
床(特に無垢材)に長時間放置しますと、床にシミが残る可能性があります。ご使用の際は必ず一度に使用し、掃き忘れなどによる長時間の放置が無いようにご注意ください。

注意2:使用後の箒はよく乾燥させてください。
ほうき草を使用した箒は、穂が水分を含みやすく、使用後には注意が必要です。水分を含んだまま穂先が曲がる状態で保管してしまうと、クセがついてしまい穂先が曲がってしまいます。また、保管状況や時期によってはカビを発生させる原因の1つにもなります。
ご使用後は、通常の掃除後と同様に風通しのよいところで吊るして保管してください。

今回は、ちょっと変わった箒の使い方として箒とウェットシートの合わせ技を紹介しました。掃き掃除の際、ホコリや花粉の舞い上がりが気になる方はぜひ試してみて下さい。