2月1日  箒職人おすすめ 箒の使い方④     ほうきの豆知識   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回に引き続き、箒職人がおすすめする箒の使い方について紹介いたします。
第4回目は、玄関や外まわりの掃き掃除におすすめの箒を紹介します。

・ほうきの選び方


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
土間やタイルのお掃除に活躍する「黒シダほうき」

黒シダの繊維は非常に細かく、細かな砂埃を集めるのが得意です。また水に強く、雨水などに濡れても穂先が傷まない点も特徴です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
黒シダを使用した収納に便利なチリトーレ

玄関など人目が気になる場所での収納には、こちらのチリトーレがおすすめです。
自立型のチリトリとぴったりフィットし、穂先を傷めずスマートに収納できます。腰をかがめずゴミを集められるため、気になった時にサッと掃くことができます。

また、意外かも知れませんが、使い古した座敷ほうきを玄関用に使用していただく方法もおすすめです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
永年使用し、穂先が短くなってしまった座敷ほうき

ほうき草を原料とした座敷ホーキですが、永年使用していると穂先が擦り減りだんだんと掃きづらくなってきてしまいます。最初の内は穂先をハサミで切り揃えてあげることで掃き心地を維持できますが、元の長さの半分ほどになってしまった頃でしょうか。だいぶ穂のコシが強く感じるようになってくることと思います。そんな時は玄関や土間用に下して、新たな活躍の場を与えてあげてください。玄関・外掃き用の箒として更に永い間、ご愛用していただけるかと思います。

ほうきの選び方を紹介させていただき、今回で4回目となりましたが、紹介した箒の特徴は上手く伝わっているでしょうか。コロナウィルスの影響もあり、なかなか実店舗で箒をお選びいただくことが難しくなっていることと思います。ブログやインターネット販売での発信で、少しでもご使用シーンに適したお掃除用品を紹介できるよう注力していきたいと考えております。