今回も家の外で掃く箒づくりのお話です。

とは言っても、今回のほうきは穂の種類を変えて作ってみました。
黒い穂の黒シダほうきではなく、赤い穂の赤シダほうきです。

赤シダほうきの試作品

黒シダほうきはやわらかい繊維でできていて、細かい砂ぼこりが多いベランダや玄関を掃くのに適しています。

赤シダほうきは黒シダほうきよりもコシがあるので、道路や駐車場など外まわり全般の掃き掃除にオススメです。

箒の歴史を見れば、赤シダほうきが外箒(土間箒)として長年使われていましたが、戦後土間がなくなり、玄関やベランダなどが登場すると細かい砂ぼこりが目立つようになりました。

そこで登場したのが黒シダ箒です。
最初はコーラと同じく、「こんな黒い箒が売れるわけない」と言われましたが、細かい埃を掃くのにちょうどよいということで徐々に定着し、今ではどちらもともに使われています。

今回は、赤シダほうきにチャレンジしてみました。
まずはどんな塩梅かと手作りでざっくりと作り感触を確かめます。
正直、なかなかいい感じです。

今後、黒シダ箒と並行して赤シダ箒も作っていきたいと思います。

黒シダほうきと赤シダほうきの試作品

追伸)実は黒シダ箒を世に初めて供給したのがアズマ工業で、黒シダほうきに対しての愛着はひとしおです。
というわけで赤シダほうきに先立ち、黒シダほうきに着手した次第です。