9月30日   花壇の様子が違います     コキア栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日、枯れてしまったコキアで箒を作り、何もなくなってしまった花壇でしたが、雑草は日々生え続けるため、除草作業は続けておりました。
そんなある日、ふと見覚えのある姿が目にとまりました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
小さく細長い葉を広げている植物がお分かりになりますでしょうか。
近づいてよく見てみると・・・


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
やっぱりそうでした!コキアが新しい芽を出しております。

箒作りのため、枯れたコキアを収穫しましたが、収穫前に種を落とし自生したようです。
来年の栽培用に種を採種しておりましたが、正直、芽が出るか不安でした。
しかし、落ちた種からたくさん芽を出している姿を見て安心しました。早くも来年のコキア栽培が楽しみです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
コキアの種の様子
非常に小さく、初見では種だと気づかず見逃してしまうほどです。

今回、花壇で発芽したのは9月下旬です。本来であればコキアは見頃を迎え、冬の訪れと共に枯れてしまうようです。恐らく今回発芽した芽も季節と共に枯れ行く運命かとは思いますが、それが自然の営みかと思います。発芽したコキアはそのまま育て、最後まで生き様を見届けたいと思います。